バリ島周辺地区注意!
外務省海外安全ホームページの【最新スポット情報】がだされました。
インドネシア:バリ島及び周辺におけるメタノール混入酒に関する注意喚起 (2009/06/05)
※本情報は、海外に渡航・滞在される方が自分自身の判断で安全を確保するための参考情報です。本情報が発出されていないからといって、安全が保証されるというものではありません。
※ 本情報は、法令上の強制力をもって、個人の渡航や旅行会社による主催旅行を禁止したり、退避を命令するものでもありません。
※ 海外では「自分の身は自分で守る」との心構えをもって、渡航・滞在の目的に合わせた情報収集や安全対策に努めてください。
1.バリ島及びその周辺で工業用アルコール(メタノール)を混入させた地酒「アラック」(米や椰子の実を原料とした蒸留酒)が販売され、この酒を飲んだ地元住民や外国人が死亡したり病院に運ばれる事態が発生しています。
2.地元紙(バリポスト)が報じている状況は次のとおりです。
(1)6月3日までにバリでは、メタノールが混入されたアラックを飲んでアメリカ人1人、英国人1人を含む23人が死亡し、18人が病院に運ばれた。
(2)このほかに5月30日、西ヌサトゥンガラ州ロンボク島の西にあるトラワンガン島においても、英国人1人とオランダ人1人が死亡した。地元警察によれば両人はバリでアラックを購入していたとのこと。
3.在デンパサール日本国総領事館よりバリ州警察本部に確認したところ、 バドゥン県に所在する酒造メーカー(UD Tri Hita Karya)が製造したア ラックが原因とみられているが、すでに地元の市場等を通じて出回っており、また、他の酒造メーカーでもメタノール混入酒を販売している可能性も否定できないことから、メタノール混入酒がどの程度流通しているか現在捜査中であるとのことです。 なお、警察によれば、Tri Hita Karya社の「Lumbung Padi」やラベルの 無いアラック等は飲用を避けるのが望ましいとのことです。
4.つきましては、現在のところ、バリ州政府等インドネシア政府機関からの注意喚起は発出されていませんが、アラック等アルコール類の飲用、購入に際しては十分に御注意ください。
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